大人って、実はいろいろ子どものときにあった能力を成長の過程で捨てているそうですね。

学校の英語の成績は悪くなかったけど、急に夫がアメリカ赴任となってそれについていくことになり、英語を話さなければならなくなって、困ったことがあります。それは、アメリカ英語の聞き取りが出来ないこと。

アメリカ英語には、単語と単語をくっつけて話す「リンキング」というものがあるので、単語一つ一つが明確に聞こえないことが多いんです。

そこに、日本語にはない音が加わるので、それはもう聞き取りにくい。

でも、小さい子たちってすごいですよね。耳からどんどん吸収していく。

それもそのはず、赤ちゃんから幼児の頃は、脳が柔軟で、どの国の言語でも習得するポテンシャルがあるそうなんです。それが、成長につれ、母国語以外の音は聞き取れなくても生きていくのに困らないから、それを聞き取る能力が失われていくとか。つまり、日本語だけで育つと日本語だけ聞き取れればいいのでそれ以外の音を聞き取る能力は失われていくとか。

だったら、まだその能力が残っているうちに英語に親しませておけばラクだったのでは…と思うわけです。切実に。

りすぴこという幼児用英会話教材が出来たそうです。この名前は「リスニング」と「スピーキング」、それに「こども」にちなんで作られた造語だそうですが、リスピコの意味は、やっぱり英語の「リスニング」と「スピーキング」が出来る子どもを育てたいってことですよね。いいな、今の子はそんな教材があって…と思わないではいられません。

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